道草雑記帖

「神楽坂 暮らす。」店主の備忘録/日々のこと/器のこと

鶴と亀

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鶴は千年、亀は万年。
どちらも古来、工藝のモチーフとしてたびたび用いられてきました。

時代は下り、高度に文明化された現代においても、鶴と亀は長寿の象徴で、とてもおめでたいもの。
自身の人生の安寧や家族の健康を願う気持ちというのは、その根っこの部分において、今も昔も変わらないもののように思えます。

この美しいわら飾りは、鶴亀に対する素朴な崇拝と農耕を生業とする日本人の農閑期の作業が結びついた民藝的な手仕事。
そこには、自然とともに生きた日本人のつつましやかな美意識が見て取れて、心が洗われたような不思議な感覚に陥ります。


ささやかな幸福を願う心。

ちいさな手仕事の中にそんな古人の想いを強く感じてしまうのは、自分の中に眠るDNAのなせる業でしょうか。
清貧とは無縁の怠惰なデジタルライフを送っているはずなのにね。
アナログな鶴と亀の細工には、グッと心惹かれます。


神楽坂 暮らす。 オフィシャルページ http://www.room-j.jp

上甲清(愛媛) 鶴のわら飾り http://www.room-j.jp/shop/products/detail.php?product_id=1337
上甲清(愛媛) 亀のわら飾り http://www.room-j.jp/shop/products/detail.php?product_id=1338

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