道草雑記帖

「神楽坂 暮らす。」店主の備忘録/日々のこと/器のこと

ケイゾク

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店内では、ほぼ2週間ごとに企画展示を開催していますが、2週間なんて、本当にあっという間。近くにお住まいの方には毎回ご覧いただいているのですが、電車で来ていただくお客さまの場合、毎回欠かさずにご覧いただくのはなかなか難しいのではないかと思います。

展示については、「ただ作家の作品を並べる」ということではなく、一応店主が無い知恵を絞って年間24回程度の展覧会の内容を組み立てているので、それぞれにそれぞれの思い入れがあるもの。
そんな経緯から、「2週間経ったらパッと終了!次行ってみよー!」という風には気持ちが動かないわけで、展示した作品は(すべてではないけれど)、常設のコーナーで何らかの形で継続して販売してゆく方向で店舗を運営しています。
こういうアーカイブが残るような店づくりの仕方によって、数か月に一度遠方から来ていただいているご常連のお客さまにも、見逃した展示の雰囲気を感じてもらえるのではないかと考えているわけです。

ひとつ前の展示「あたたまる -スープとココアのうつわ-」に出品してもらった桑原哲夫さんのスープカップについても、同様の考え方で、現在常設のコーナーで展示販売しています。
桑原さんと言えば粉引の器が定番ですが、前回展示では磁器作品を制作してもらいました。磁器というと、ちょっとクールなイメージに仕上がるものなのですが、桑原さんの磁器作品にはそこはかとなくやさしさが宿っているような気がします。
釉薬も青みがかっているけれど、艶が抑えられているので、落ち着きがあり、手に馴染む感じ。この展示の数か月前、粉引で依頼するか、磁器で依頼するか、とても迷ったのだけれど、結果として見ると、磁器に絞ってもらってよかったかなあと思っているところです。

熱々のスープやカフェオレを注げばあたたかな雰囲気に、みつ豆や心太などを入れれば涼やかな雰囲気に。その時々のシチュエーションに寄り添ってくれそうな変幻自在な器だと思いますよ。
在庫僅少ですが、現在店頭に並んでいますので、ご来店の際に手に取っていただければ幸いです。


神楽坂 暮らす。 オフィシャルページ http://www.room-j.jp
原哲夫さんの大きめのカップ http://www.room-j.jp/blog/2017/03/post-129.php

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