百日紅
店の斜向かいの十字路には百日紅(さるすべり)の木が植えられています。
梅雨明け頃から咲きはじめ、道行く人の目を長いこと楽しませてくれていたのですが、お彼岸を迎えて、さすがにそろそろ散り際。夏の間は、お客様からの電話で店の場所についての問い合わせがあると、『百日紅が咲いている十字路を曲がったらすぐ右側です』と説明していたんですけどね。こうやっていざ散ってゆく様を見ていると、街角の灯がひとつ、またひとつ、と消えてゆくよう。ちょっとさびしいものです。
暑さ寒さも彼岸まで。ひと雨ごとに夏の名残が洗い流され、もうすぐ神楽坂にも本格的に秋が訪れます。
神楽坂 暮らす。 オフィシャルページ http://www.room-j.jp