道草雑記帖

「神楽坂 暮らす。」店主の備忘録/日々のこと/器のこと

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2016年、そして2017年

2016年の営業は昨日29日をもちまして終了いたしました。 一年間、ご愛顧いただいたみなさまに、心より御礼申し上げます。今年は、2月のアド街ック天国をはじめ、いろいろなメディアで紹介していただいたことで、新しいお客様と知り合える機会が増え、本当に…

福良雀

前田ビバリーさんの張子については、前回のブログで書きましたが、今日は、その記事の画像の中にあった張子、「福良雀(ふくらすずめ)」のお話をちょっとだけ補足的に。日本人が古来愛してきた吉祥の意匠はいろいろありますが、この福良雀もそのひとつ。『…

めでたい張子

「器屋」だと名乗りながらも、器とは関係のない郷土玩具や民藝玩具などに心奪われてしまっている今日この頃。 出張や旅行で地方に行くと、土地によってそれぞれ特色ある玩具があって、そういうものを見るのも旅の醍醐味だなあと思っています。 郷土玩具の中…

鶴と亀

鶴は千年、亀は万年。 どちらも古来、工藝のモチーフとしてたびたび用いられてきました。時代は下り、高度に文明化された現代においても、鶴と亀は長寿の象徴で、とてもおめでたいもの。 自身の人生の安寧や家族の健康を願う気持ちというのは、その根っこの…

村上修一さんの漆の器

12/2からはじまった村上修一さんの漆器展「ヒビノウツワ」。 『ヒビノウツワ=日々の器』というタイトルの通り、衒いがなく、かしこまらない漆の器たちが届いています。気付けばかれこれ8年くらい、村上さんの作品に触れてきたことになりますが、その間、塗…